男性が多数を占めるIT業界で女性が活躍することはしばしば難しいのが事実です。女性側から見ても継続的に働き続けなければ成果が上げにくいことは理解しているため、出産や育児をすることになるともはや活躍の場がなくなってしまうと考えてしまう人もいます。しかし、フリーランスエンジニアとなることによって男女差別の問題も払拭できるだけでなく、出産や育児を経験しながらもエンジニアとして活躍していくことができます。フリーランスエンジニアとなると職場に通う必要がない自宅での仕事の案件を請け負うことも可能であり、育児をしながら時間を見つけて仕事をするというスタイルを作ることが可能なのが主な理由です。

しかし、フリーランスを始めると問題になるのが企業から受けていた福利厚生がなくなることであり、社会保険に関して注意が必要になります。健康保険には入らなければならないのが事実であるものの、国民健康保険は保険料が高いことからできれば入りたくないと考えてしまいがちです。その際には夫の扶養家族になるという選択肢があり、収入が少ないうちはそれで解決することができます。年収が130万円以上になってしまうと扶養家族になれなくなってしまうものの、それまでは保険料を節約することができることからよく選ばれているのが現状です。この方法は男性がフリーランスエンジニアとなって女性が企業に勤める共働きの家庭でも実現可能であり、考慮してみる価値がある方法として知られるようになってきています。